S2 Hawaii語学研修⑨(7月13日)

午前中の授業は、「植物がどのようにしてハワイ島にやって来たのか」について学びました。

ハワイ諸島はハイビスカスやプルメリアなど、色鮮やかな美しい花々に彩られています。その種類は2万を超えるとも言われますが、そのほとんどが外来種で、ハワイ固有の植物はごく一部にすぎないと言われています。

現在、ハワイで見られる植物は、特定の地域に限定して分布する「固有植物」と、人によって外部から持ちこまれた「外来植物」、そしてハワイの島に定着したポリネシアの人々が長距離のカヌー航海の末に苦労して持ちこんだ「伝統植物 (カヌープランツ)」の3つのカテゴリーに分かれます。

その昔、ポリネシアの人々がハワイ諸島に移住するとき、約20数種の植物を生活必需品として持ちこんだことや犬、豚、鶏などの動物を持ちこんだ結果、安定していたハワイの自然は徐々に崩れていったことを、リーディングを通して学びました。

その後、広大なキャンパスに生い茂っている植物をカメラに収め、その植物について調べ発表をしました。
    
これは来週末に行われるTed Talk への準備練習です。文章をまとめる方法の一助としてブレインストーミングも教わりました。

午後は、ハワイ州立美術館(The Hawaii State Art Museum)へ行きました。

重厚な白の建物が印象的な美術館です。

2002年に「ハワイの芸術作品を保護・保存するための美術館」として開館され、ハワイ州立文化芸術財団(Hawaii State Foundation on Culture and the Arts)によって運営されています。ハワイの芸術作品保護のため、コンサート等を通して寄付金が集められているとのことです。

ハワイ出身のアーティストやハワイにゆかりのある芸術家の作品がたくさん展示されており、作品1つひとつに奥深い作品が多いという印象を持ちました。日本人作家の作品もあり、作品の説明を生徒たちは熱心に聞き入っていました。

神戸国際中学校・高等学校

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