Global Education
イマージョン教育について

英語イマージョン教育導入の背景とその目的

自分の思いを伝える力は社会への第一歩

英語以外の教科を「英語で学ぶ」

英語イマージョン教育とは英語以外の教科を「英語で学ぶ」ことです。英語にimmersion という単語があります。「浸すこと」という意味です。英語漬けになる状態で、言語習得を目指していきます。英語を学ぶだけでなく、英語で何かを学ぶ環境につくりかえたいというのがイマージョンクラスを導入した背景です。

KISでは美術、音楽を外国人教師と共に英語で学びます。通常の日本人教員による授業に加え、ネイティブ教員による授業を一定期間実施します。生徒達は英語を覚えるというよりは英語を使うことに集中します。積極的に質問をすることで、ものおじせずに英語を使う姿勢が養われます。

英語と音楽に共通する部分に、音程、リズムがあります。音をまねる、リズムをとらえること、何度も口にすることで、英語を体で覚えていきます。正しい発音を身につけるのは早いほどよいと考えます。イマージョンクラスの導入により、さらに英語にふれる機会を増やすとともに、自己表現力を磨くことも目的としています。

英語以外の教科を「英語で学ぶ」

イマージョン教育は北米では50年以上の歴史があります。イマージョンプログラムが最初に採用されたのは、1965年、英仏両語が公用語であるカナダのケベック州(フランス語圏)でした。両親ともに英語が母国語でフランス語のバックグランドが全くない子供たちにフランス語を導入する教育法としてイマージョンプログラムが開始されました。このプログラムが始められたのは、子供の教育に熱心な親たちからのバイリンリンガル教育への強い要望でした。

KISではネイティブの英語に触れる機会をたくさん設けています

  1. 実践的な環境の中で、英語に慣れ親しむ。
  2. 意思疎通を英語で自由に行えるコミュニケーション能力を養う。
  3. 美術・音楽の授業内容を理解し、必要な力を習得する。
  4. 異文化を理解し、尊重すること。
KISでは英語の授業以外の応用英語プログラム(Appalied English Program)を実施していますが、このイマージョン教育はその一部。英語以外の教科の中で英語を実践的に使うことにより、英語力をしっかりと培って行くことです。

英語を話す楽しさを伝えたい

音楽担当のネイティブ教員のこだわり指導

「どんなに英語が好きな生徒でも、文法や読み書きだけでは寂しいですよね。だからイマージョンの構想を聞いた時『エキサイティング』と思いました。日本語化しているカタカナ英語の発音の矯正が大変なのですが、歌いながらだと自然と本来の発音が身につくのですよ。授業では一切日本語を使いませんが、生徒は生き生きしていますよね。イマージョンクラスを通じて生徒がもっと英語に親しみ、日常的に英語を使う環境が生まれることを期待しています。外国では生徒と教員はフレンドリーな関係なので、生徒たちはネイティブ教員に勉強以外のこともどんどん話しかけてほしい」

回数を重ねるうちに、生徒も緊張感がとれ、リラックスした様子。美しい歌声や笑声が聞こえてきます。留学をしなくても、普段の生活の中で留学しているような感覚で語学力を自然と高める一助になればと願っています。やがて、KISの授業やAEPが結びつき、高校1年生で行うNZ海外研修がKISの英語学習の集大成となります。この成果を上げるためには、普段の生活の中で実践的に使う機会を増やして行くことが大切です。そして、より機会を増やすことで生徒達のモチベーションをも上げていきたと考えています。
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